頼りになる国民年金に……年金額アップ&ユースフル作戦で自己防衛を

頼りになる国民年金に……年金額アップ&ユースフル作戦で自己防衛を

1、付加年金による増額作戦…付加年金は必ず2年で回収できます。その後の給付は貴方の長生き次第

老齢基礎年金に上乗せする目的で、月額400円の付加年金保険料を納付していた人は、老齢基礎年金が受給出来るようになった時、老齢基礎年金に加算され付加年金が支給される。

付加年金の額は、付加保険料を納付した期間に応じて、200円×付加保険料納付月数
すなわち、どんな期間付加保険料支払っても必ず2年間で元が取れる仕組みになってます。


例①  20歳から60歳まで全期間40年間(480月) 付加保険料納付者

保険料…480月×400円=192,000円

給付額…480月×200円=(年額)96,000円
                   2年間の付加年金額=96,000円×2年=192,000円

例②  58歳と59歳の2年間 気がついて付加納付者
保険料…24月×400円=9,600円
給付額…24月×200円=(年額)4,800円
                   2年間の付加年金額=4,800円×2年=9,600円


以上のように必ず2年間で元を回収します。65歳から2年間受給し元を回収した後は貴方の寿命次第です。女性の方の平均寿命86歳までですので20年間はプラス支給となります。
例①の方=1、920、000円のプラス
例②の方=96,000円のプラス     

このように付加年金というおまけの年金でも誰でも得する仕組みが国民年金にあるのです。
付加年金を掛けてなかった方はどうか今すぐ掛けるべきです。
こんなに国民が得して助かる社会保障制度もあるのです、見事な仕組みですね。

2、国民年金基金に加入する増額作戦

自営業者のために老齢基礎年金の上乗せ給付として平成3年に施行されたのが、国民年金基金です。サラリーマンなどとの格差を是正する目的で設置された制度です。自営業者の方々の自衛のためぜひご活用を。


①都道府県を単位として設立した地域型国民年金基金
②同業者及び従業員を加入対象にした職能型国民年金基金
年金給付と掛け金は口数制で、生活設計に応じて年金額と給付の型を自由に選択できる。
1口目は年金月額3万円コースでボーナス有無型に分かれます。掛け金は月3万円~1万円で年齢によります。
2口目は月額1万円コースで終身、確定など5種類の選択、掛け金は1万円~5千円
掛け金については年齢50歳1月以上は加入期間により上限6万円

注意事項
加入後は任意に脱退は出来ません。
地域型か職能型かはどちらか一つの選択に限ります。
この基金制度は国民年金第1号被保険者に限定される制度です。60歳で脱退となります。

3、任意加入制度を活用して増額作戦 

20歳以上60歳未満の日本国内に住所を有する者は強制的に国民年金の被保険者になります。本人の意思に関わりなく強制的にです。にも拘らず未納にして、言わば脱退して民間の個人年金に変えている方がいらっしゃいます。これは赤信号を車で渡るようなものですし(国家に向かい守るべき法を犯している)、例えば新幹線よりどこかの2両位で走るローカル線の方を利用して大阪にいくような位のリスク管理になります。国家と一民間金融機関=どちらがリスク管理できるか。自己防衛策としていかがなものでしょうか。
さて、60歳以上65歳未満の方に用意されているのが任意加入制度。
65歳以上で70歳未満で老齢基礎年金の受給期間を満たしてない方も加入出来ます。
社会保険事務所や市町村の年金担当セクションで申し込めます。
1号被保険者と同じ保険料です。加入期間がそれだけ加算され年金額もアップします。
40年480月に満たない方はぜひ任意加入すべきです。この任意と同時に付加年金も加入したほうがベターです。

任意保険料 定額 月14,100円  付加保険料 月400円

4、免除制度を活用し、非常事態を防衛

保険料を支払わないのは同じでも未納者と免除者は大違い。
保険料を無断で支払わない国家に向かい法律違反をしている方へのペナルテーはものすごいものです。しかしきちんと免除制度を手続きした方(これが簡単で印鑑持って市町村役場に行き、住所氏名だけを書きそれでOK、1分で終える、あとは役所がやってくれます)のメリット
は以下のすごいものがあります。国家が保障してくれるのです。

免除制度の効果
全額免除=保険料を全く支払わなくても年金が3分の1支給される。万一病気や事故により障害者になったら一生障害基礎年金が支給される。死亡したら残された子ある妻か子の遺族基礎年金が支給される。同じ保険料支払わない未納者は1銭も支給されません。障害年金は今1級で年間990,100円、これが一生ですとどの位の差になるでしょう。30年間で約4千万円位でしょうか。また免除者は10年間保険料を遡り支払えます。未納者は2年間の時効

4分の3免=6分の5の年金支給 他の効果は上に〃
半額免除=3分の2〃          〃
4分の3免除=2分の2〃        〃
学生納付特=20歳以上の学生対象、仕事始めて10年間で追納出来ます。この場合は年金額への反映はありません。受給資格期間への反映のみですので10年間で追納してください。でも免除期間の障害や遺族などはカバー(支給)されます。夜間、通信学生も含みます
30歳未満の若者者猶予制=学生と同じく年金には反映せず、期間反映ですので10年間で追納してください。しかし免除期間の障害や遺族などはカバー(支給)されます。


万一の障害、遺族についてリスク管理をするかどうかですが、それよりも強制加入という守らなくてはいけない法を犯し、免除もしないのはこれは人生上のリスクになりますよ。

5、繰上げ、繰り下げ制度活用、人生設計

65歳から支給される年金を60歳から64歳までの間早く受給する繰上げ制度
月1,000の5単位で減額されます。60歳から早く受けますと大体72歳で65歳支給者の追いつかれます。その後はずっと65歳者の方が良くなります。
65歳から受給しないで、66歳~70歳まで遅らせる繰り下げ制度は月1,000分の7加算されます。これは大体82歳で65歳受給者に追いつきます。以後は多くなります。貯金よりはるかに良い利子とも言えますね。
人生設計、健康管理…よく考えて決心を。慎重に。(他にもデメリットありますので)

今回は国民年金に限定しましたが、厚生年金を受給されている方は、在職老齢年金と雇用保険からの高年齢雇用継続基本給付金の併給作戦(高年齢雇用継続基本給付金は対受給するべきです)。貰い忘れの厚生年金思い出し作戦=これが今問題の宙に浮いた年金騒動にもなっているものです。30年45年前を思い出し証拠資料を整え記録を繋ぐのです。
外務大臣が受給中の人は電話相談するなとおっしゃいましたが、とんでもない、受給中だからこそ今思い出し現プラス過去を繋げる必要があるのです。これからの人より緊急性が高い。
厚生年金は保険料削減も様々な作戦があります。これらはまたの機会に紹介します。


制作発信 社会保障・安全衛生コンシェルジェ 特定社会保険労務士 金丸亜紀雄

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