サントリー、二つの挑戦で日本一 三つ目の挑戦も間近か?

光人社発行加来耕三著「創始者の研究」273ページ
鳥井信治郎


需要がなかった二つの挑戦[やってみなはれ」

一つ目の需要つくり

明治25年信治郎13歳、薬種問屋奉公開始
薬の1種で売られていた葡萄酒と初めての出会い。
明治32歳信治郎21歳で独立開業「鳥井商店」葡萄酒と缶詰販売。
4年後寿屋商店に改名。輸入葡萄酒が売れない。
当時の日本人の口に合わない、なじまない味で、あまりにとっつきが悪かった。

そこで一つ目の挑戦。
日本人の口に合うような、好まれるような葡萄酒をやってみなはれ。
まず味は甘味を加え工夫。
次にネーミング。漢字の葡萄酒を「赤球ポートワイン」と命名。
日本国への貢献でもあり、さんさん輝やく太陽、日の丸を連想させた赤球ラベルとした。
販売戦略は、おまけ付き。火鉢やタバコ盆を景品とした。
大正から昭和への時代変貌に見事に乗った。
昭和初頭、葡萄酒市場の60%を占めるように成長した。

二つ目の需要つくり


当時、スコットランド以外で世界的にもウイスキーは造られてなかった。

荒唐無稽なやってみなはれ=大正12年10月信治郎は宣言「ウイスキー造り事業開始」

造ってからも何年も寝かせる必要。それが成功かどうかもそれまで分からない。
資本も寝てしまう効率この上なく悪い事業に全ての役員は大反対。
それでもやってみなはれ。
工場用地は京都郊外山崎。
木津川、宇治川、桂川の3川合流地点。


各々水温が違う。濃霧が発生し易い。
ウイスキー造りのポイント湿度に恵まれている。
昭和4年初の国産ウイスキー誕生「サントリーウイスキー白札
1本4円40銭。

しかし日本人の口にいまひとつ合わなくて売れない苦境が続く。
ウイスキーの商売は、歳月を要するが、ビールは、速戦即決、極めて足の早い商品である。
信治郎はビールも手がけたが、あえて誰も手を出さないウイスキーの途を選択したのだ。
創始者の誇りに賭けた。次第に好転、評価が高まっていった。

昭和36年、世界的ブランドにサントリーウイスキーはなった。
次男敬三に社長の座を譲り会長に。
新社長のビール業挑戦を聞きながら、翌年2月20日永遠の旅へ。享年83歳。

創業の精神「利益三分主義」

創業者・鳥井信治郎は「事業によって利益を得ることができるのは、人様、社会のおかげだ。
その利益は『事業への再投資』『お客様やお得意先ヘのサービス』に加え『社会への貢献』に役立てたい」との強い信念に基づき「利益三分主義」を唱え実行しました。

豊かとはいえなかった時代に、信治郎は恵まれない人々への慈善活動や社会福祉活動に力を注ぎました。
「利益三分主義」の精神は、今日まで継承され、サントリーグループは、現在でも創業時から続く特別養護老人ホームや保育園の運営、幼稚園から高等学校までの一貫教育の支援を行っています。

2代目の佐治敬三が社長に就任したのは、池田内閣が前年に所得倍増計画を打ちたて、我が国が高度成長への道を突き進んでいた1961年です。
日本は物質的に豊かになりましたが、そうしたモノの豊かさと同時に心の豊かさが必要と考えた佐治敬三は、芸術・文化・学術の振興に情熱を傾けました。

昨年で開館50周年を迎えた「サントリー美術館」、開館25周年の「サントリーホール」をはじめ、「サントリー音楽財団※」「サントリー文化財団」を設立して活動を推進するなど、文化に対する幅広い貢献活動を通じて社会に潤いを提供するための取り組みを積極的に展開しました。

三つ目の挑戦=株式上場へ…

サントリー株は、2013年夏にも東京証券取引所に上場する見込みです。
(実際の上場は主要部門である子会社サントリー食品インターナショナル)

サントリー食品インターナショナルは、飲料大手サントリーの国内外の食品・飲料部門を担う中核子会社。有名な商品としては「サントリー烏龍茶」「サントリー天然水」だけでなく、「伊右衛門(お茶)」「BOSS(コーヒー)」「PEPSI()」「スターバックス ディスカバリーズ」「なっちゃん」「Gokuri]「DA・KA・RA」など、コンビニに主力商品として長く並んでいる飲料の多くはサントリー商品です。

今年に予定されている国内企業の新規公開で最大規模になる公算だ。
日経平均株価は直近3カ月間で約20%上昇しており、上場後のサントリー食品の時価総額は6000億円から1兆円に達する可能性がある。

野村は昨年、企業の公募増資に絡むインサイダー取引に関与していた問題が明るみに出て日本航空 (JAL)のIPOの際、グローバルコーディネーターから除外されており、その後大規模案件の獲得に注目が集まっている。

サントリーホールディングス本社(大阪市北区堂島浜)

種類
株式会社

市場情報
非上場


本店所在地
〒530-8203
大阪市北区堂島浜2丁目1番40号

設立
2009年(平成21年)2月16日
(持株会社制移行は2009年(平成21年)4月1日)※1

業種
食料品

事業内容
グループ会社の管理・経営支援

代表者
代表取締役会長兼社長 佐治信忠

資本金
700億円

発行済株式総数

687,136,196株



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