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zoom RSS 年金を増やしたい…相談者から鍛えられる年金相談の神髄…澤山社会保険労務士の年金相談81事例集

<<   作成日時 : 2016/03/29 11:51   >>

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年金相談第1章NO1{年金を増やす方法}

@コーヒー1杯分で増やせる「付加年金」に加入する=100月加入した場合、100円×400円(付加年金保険料)40,000円保険料を支払ったが、年金額は200円×100月で20,000円、これを満65歳以降終身受給することとなる。納付したのは4万円、2年で元を取り、満85歳まで生きると36万円おつりがきたこととなる。

A納付月数480月未満の方なら60歳から65歳まで任意加入する
国民年金納付期間は480月、これに満たない方は任意加入出来る。5年分の保険料は935,400円と高額になるが満75歳以上生きると納付分の元はとれて以降は得になる。貴方の寿命次第ですが…

B繰り下げする
満65歳で貰わないで満66歳〜70歳まで据え置くと年金額が月0,7%増加する財テク制度。据え置いて貰わなかった分は満70歳繰り下げは満82歳で追いつき以後は増加した年金を生涯受給出来る。

C国民年金基金に加入する

自営業者などが加入出来る上乗せ制度。

日本法令発行 平成28年2月20日初版、澤山秀明著「相談員の疑問に答える年金相談事例集」361ページ


☆衝撃のはしがき

澤山先生はこの著作のはしがきで、福岡県のある町の年金相談に行ったとき、その町に軍需工場があり多くの人が徴用工で働いていた。
その間厚生年金保険に加入していたことを相談に来た元徴用工のほとんどの方が知らなかった。
澤山先生は彼らの期間調査を行い記録の確認に結びつけ、もらい忘れ年金を見つける貢献を果たした思い出から書き始めていられる。
私も平塚年金事務所で初めて年金相談に従事したとき海軍火薬廠に徴用させられていた市民が大勢来られ、懸命に記録の調査を行ったのと年金記録は正に人生記録なのだと痛感したことが思い出されたのでした。
社会保険労務士の機関誌である月刊社労士に「第三者委員会と女子挺身隊員の厚生年金記録」をテーマに投稿もしたこともあり澤山先生のはしがきは衝撃的でした。
先生の20年間の年金相談のご奮闘のエッセンスが盛り込まれたいる。
何か一つでもお役に立てれば…と謙遜されるが、それどころではない81事例全てが年金相談の現場では強力な助っ人になること請け負う好著である。

☆相談者のスタンスに立った実践の章立て(加入中、請求前、受給後そして障害と遺族)と81事例

第1章=年金加入中の相談7事例
第2章=年金請求前の老後の年金相談17事例
第3章=障害年金の7相談事例
第4章=遺族年金の30相談事例
第5章=年金受給後の27相談事例集


第2章 年金請求前の老後の年金相談…NO15「60歳定年退職で給料大幅ダウンしても、高年齢雇用継続給付金がダウン後の15%支給されないケースとは?」

△今までの定年前の給料は50万円→再雇用後は30万円→60%下がったのだから高年齢雇用継続給付金が支給される→61%以下に下がれば給与の15%額の高年齢雇用継続給付金45,000円が支給されるはず→しかしそうではなかった、15%もらえなかった、23,340円だった、何故か?→平成27年度8月の雇用保険における60歳到達時賃金上限額は447,600円である。従って30万円の下がり率は67%になるのである。→すなわち23,340円が支給された。

ポイント=高年齢雇用継続給付金を計算する際は60歳到達時の賃金額上限に留意すること。

相談核心
=この方の年金は月額31,000円です。
在職老齢年金の仕組みの中で、高年齢雇用継続給付金が支給されるのでその減額もあります。しかし給与が30万円、高年齢雇用継続給付金が23,340円支給されるので総額は354,340円となりました。50万円時代より少ないですが、税金や社会保険料などの控除が少なくなり手取り額はそんなに差はなくなります。=給料が下がるが年金と給付金でカバー、そして一番は働き詰め時間から開放され余暇や自分の為家族の為の時間、エネルギーが増えることこそ財産でしょう。
相談のしがいのあるシーンです。



第3章 障害年金の相談事例NO7「障害年金合わせ技申請とは?」

総合失調症による障害のケース
初診日は平成23年11月25日
障害認定日は1年半後の平成24年5月25日
障害年金の申請日は平成27年12月1日

アドバイス=障害認定日による請求が認められない場合には、事後重症による請求に切り替える。その場合合わせ技で請求した方が良いでしょう。

診断書の用意=障害認定日の平成24年5月25日時点の申請書と障害年金の申請日平成27年12月1日時点の診断書2通を用意いただく。


障害あわせ技

2枚の診断書用意した→申請時に「障害給付申請事由確認書」を提出すること
これは任意だが当初の障害認定日請求が認められなくても事後重症に切り替えて請求行い審査され認められたこともある。

ここがポイント
認定日以降3か月以内の診断書と請求日以前3カ月以内請求書2枚用意+「障害給付申請事由確認書」も提出すること


第4章 遺族年金の相談事例から…NO3「短期要件と長期要件の選択が相談極意」


満60歳の夫が死亡、妻58歳からの相談への対応
亡くなった夫=国民年金38年+厚生年金2年(在職中の死亡)
妻=国民年金のみ、第3号だった
子=二人とも成人している条件

相談対応

@ 厚生年金2年なので遺族厚生年金は低額と考え、60歳まで遺族厚生で行き、60歳から65歳まで寡婦年金請求を助言

A65歳から老齢基礎年金と遺族厚生年金を併給する


@相談対応は長期要件を選択したが基本的誤り、在職中の死亡なので遺族厚生年金の長期(2年分)でなく短期要件を選択すべき。2年間分でなく300月分受給出来る。中高齢寡婦加算も支給される。短期要件だと中高齢寡婦加算が支給されない。

A寡婦年金の選択はありえない
従って国民年金38年分の死亡一時金を受給する。

B第3号被保険者から第1号被保険者への手続きを行う。

C中高齢寡婦加算が妻65歳から経過的寡婦加算に変更になる説明おこなうこと。

ここがポイント

@4つの受給要件=在職:加入中死亡、初診日加入中5年以内死亡、障害厚生1:2級者死亡、受給中の者あるいは受給資格ある者死亡
A中高齢寡婦加算→経過的寡婦加算説明要
B第3号から1号手続き助言
C国民年金加入期間と年齢、厚生年金の加入期間と年齢を比較選択に留意


第5章 年金受給後の相談事例から

「年金を受給出来ほっとしていましたがその後も色々相談お願いいたい事項は次々に発生するものです…」

1、若いときの年金記録が見つかりこれは良かったと記録統合した結果は?…減額するときもあります要注意

2、社長さんはいくらまで給料下げたら年金が貰えるか?…生涯現役時代、満70歳以上にも在職老齢年金制度が適用される。かといって下げる必要ないのに年金貰おうと下げても万一の時疑問

3、夫が満65歳到達したら妻60歳以下でも第3号から第1号への変更手続きを

4、満65歳になったら手続きが絶対必要

5、扶養親族申告書も絶対申告を:税金が違ってきてしまいます

6、65歳から始まる繰り下げ制度…満65歳から老齢厚生年金が支給開始なのに無関心が生んだ支給停止

7、妻65歳に…そこで振り替え加算が…手続き不要な時もあるが必要になる場合も

8、認知症の母親の年金はどうする?…高齢時代の切り札=安心して年金受給を確約する成人後見人制度と実際 
…私も初めて中央公民館の市民アカデミーで年金テーマに講座を持ったとき最初の質問が「寝たきりになった母親の年金をどう受けとるのか?」でした。
このテーマについて数ある年金解説書には全く書かれていない。
しかし高齢社会の今、待ったなしの切実な難問である。
ここでは成年後見人システムが有効な防衛手段として詳しく紹介される。


社会保険労務士は年金相談の専門家である。

3:11大震災と原発事故以降、専門家というものの評判は低落の一途を辿っている。
うっすらとした軽侮さえ行き渡っているありさまで、果たして社会が立ち行くのかという疑念もある。
しかし今日の社会は専門家なしではなりたたないし、様々な場面で専門家を必要と事態に遭遇せざるを得ないことも事実である。

芥川作家松浦寿輝氏は「黄昏客思」の中で、専門家の条件は3つあると語る。

その第一は、非対称性の関係に対して羞恥の感覚があること。
知識の絶対的非対称性がある。
専門家は非専門家に対して自分が知的優位に立っている事実を羞じらうべきである。

その第二は、質問に対して返答出来ると言う事である。
適切な返答が出来る専門家は存外少ない。
相手が何を知りたがっているか、質問自体を真に完全に理解せず、専門知をひらかして悦に入っているピントはずれが多い。
ピントを合わせる知的余力が必要で、労を惜しまぬ誠実さと思いやりを備えたい。そうした存在こそ本物の専門家である


その三は、複数の解を持ち、かつまた唯一の解をも持っていることである
常に複数の解を持ち、選択はクライアントの自由に任せるのである。3流4流の専門家ほど自分が見つけたたった一つの解をこれしかないと大げさに言い立て、誇って見せる。専門家なら複数の解を示し、小さな声で彼自身のたった一つの解を指し示すのでなければならない。
この順が重要。
専門家に必須の最後の条件である。


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