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2012/02/13 12:03
ニューヨーク市に高さ30メートルの巨大津波が時速600キロで激突するシュミレーションも …地震より、津波より火山より怖い地滑りの恐怖
地震の恐怖に慄いていたが、なんと先の巨大津波には…津波=海襲=これ以上の恐怖はないだろうと観念していたが、なんと津波の恐怖は「地滑り」の恐ろしさの比較にならないとは… 地震と津波と火山を掛け合わせた位に恐ろしいのが地滑り。
チリで起り、インドネシアで起り、日本で起きた。アメリカでも起きないと言えるのか
火山の大爆発が途方もないく巨大な地滑りを起こし、それが誘引でメガ津波が発生する。
その火山性地滑りのもたらすメガ津波の恐怖のシュミレーション画像を見た。
舞台は、美しい避暑地カナリア諸島、その島の一つ、ラ・パルマ島。
この島の火山ケンブレビエハ火山は約400万年前から活発に活動。
最近60年間も噴火を続けている。険しい火山円錐丘を形成し、地表が裂けて大きな断層が出来ている。
ユニバーシアード・シテイカレッジ・ロンドンのビル・マクガイア教授によると、このケンブレビエハ火山が大噴火した場合、断層が裂け地滑りし、5,000億トンもの土砂が数千キロの高さから海底に落下、甚大な津波エネルギーを発生させる。
その被害はこの世の終わりとなる規模で、沿岸のアフリカ大陸、欧州はおろか6,400キロ離れた対岸北米海岸一体も襲われる。
数100万人の命が奪われる。
なんと「ウィキペディア」によれば巨大津波の恐怖予想のいの一番最初にこれが掲載されている。
津波による大きな被害が予想されている。
•第1位=
大西洋北東部カナリア諸島のケンブレビエハ火山(ラ・パルマ島、2426m,Cumbre Vieja)の山体崩壊 - 最悪の場合、900mの津波が発生し、北アメリカ海岸に10mから25mの津波が到達する可能性がある
•第2位=
東北地方太平洋沖地震後のアウターライズ地震- 太平洋プレート側の海溝寄りの領域の歪み解消に伴う大規模な地震津波。最大Mt9程度の地震と大津波が予想されている。
•第3位=
東海地震・東南海地震・南海地震(東海・東南海・南海連動型地震) - 21世紀前半の活動が予想されている
3つの地震は、単独・連動の発生により過去に大きな地震・津波災害を起こしている。
1854年の安政南海地震の時に紀伊国広村(現在の和歌山県広川町)で起きた出来事をもとにしたフィクション「稲むらの火」(小泉八雲作)は有名 o
上記の地震との関連は不明だが、海岸から400m内陸に位置する高知県土佐市蟹ヶ池では、2011年以前に当時の約2000年前の地層から津波による厚さ50cmの堆積物が見つかっており、これは宝永地震(1707年、Mw8.4 - 8.7)の津波堆積物の約3倍に当たる
2011年12月27日、中央防災会議の「南海トラフの巨大地震モデル検討会」の中間とりまとめにて、南海トラフの巨大地震の最大ケースが従来の約3倍の規模であるMw9.0(暫定値)と発表した。想定震源域が約2倍に広がり、日本列島の広い範囲での被害のおそれが指摘されている
第4位=
十勝沖・根室沖・色丹島沖・択捉島沖 - 21世紀前半の活動が予想されている。連動の可能性も指摘させれている[
•第5位=
太平洋岸北西部沖の地震 - 1700年のカスケード地震の再来。アメリカ合衆国のワシントン州、オレゴン州、カナダのブリティッシュコロンビア州の沖合にあるプレート境界が約300-500年間隔でM8後半-9の地震を起こし、太平洋の西側まで達する津波が内湾(ピュージェット湾)の奥まで襲う。
•
•第6位=
ニューギニア島沖地震 - ニューギニア島北部沿岸で頻繁に地震と津波が起こり、日本に到達する。最近では1996年、2002年、2009年に津波が起こり、1996年2月17日には津波警報が出て和歌山県で90cmの津波が観測された。
大半の津波と来襲方向と波長が違い、またほとんどの津波被害想定や人々の意識に入っていないので、想定外の被害の拡大が懸念されている[要検証]。東北地方太平洋沖地震では逆にニューギニア島北部沿岸を津波が襲い、死者が出ている。
ケンブレビエハ火山とカナリア諸島ラ・パロマ島
長さ47kmのくさび形をした島は2つの大きな火山によって構成されている。
そのうち北側にある標高2426mの古い火山は、急な火口壁をもつTaburienteカルデラによって切り取られ、南西側に大崩壊した跡をもっている。
南側にある標高1949mのCumbre Vieja火山はカナリア諸島でもっとも活発な火山の1つである。
細長く南北に伸びた火山体は125,000年前ごろから活動を始めた。
過去7,000年間の火山活動は、古い火口丘からCumbre Viejaの活動軸にそった割れ目噴火の形態をとり、溶岩流が海に急激に流れ落ちている。ラ・パルマにおいての歴史的な爆発は15世紀から記録され、穏やかな噴火と溶岩流が人口が多い地区に被害をおよぼした。
島の南端は1677-1678年の噴火で生じた広い溶岩流地帯である。1585、1646、1712、1949、1971年の火山活動でも溶岩流が海に達している
ケンブレビエハ火山が噴火した際に大規模地滑りが発生し、それが非常に大きな津波を引き起こし大西洋を横断、伝播して南北アメリカ大陸東海岸に大きな被害をもたらす可能性=この計算モデルは最悪のケースを想定しており、長さ25km×幅15km×厚さ1400メートル=525立方km(東京ドーム42万3387杯分!)の陸塊が秒速100メートルで島から60km離れた4000メートルの海底に到達する地滑りで発生する津波を計算しています。
地滑り発生2分後には津波のドームの高さが906メートル 反動で5分後のラ・パルマ島のすぐ近くは海面が1324メートル下まで沈下。
その後津波は海面に隆起と沈下を繰り返し1時間後にアフリカ大陸西海岸に到達。
6時間後には北アメリカ大陸にあと少しに迫り津波は十数メールの隆起と沈下。
しかし9時間後フロリダ半島目前に迫った津波は陸地が迫り深度が浅くなるにつれ津波の高さが30メートル近くにまで盛り返しているし、その後ろに第二波、第三波、第四波・・・と幾つもの津波が近づいてきています。
9時間で6000km離れたフロリダ半島に到達するということは津波の平均速度は時速670km! この速度で30メートルの水の壁が衝突する。
コロンビアにある活火山ネバド・デル・ルイス火山1985年の噴火と地滑り実例
事例発生日付】1985年11月13日
【事例発生場所】コロンビア、トリマ州ボゴタの西約140km
【事例概要】
火山ネバド・デル・ルイス火山はコロンビアの火山の中で最も高く、最も北に位置している。
赤道直下ながら山頂付近は雪に覆われており、噴火のたびに融けた雪と火山噴出物による泥流(ラハール)が発生する。
過去に1595年と1845年に大噴火し、ラハールによりそれぞれ636人、約1000人の死者を出していたが、長年このことは忘れ去られてしまっていた。1985年の噴火で壊滅したトリマ県アルメロの街は、1845年のラハールによる堆積物の上にあった。
1984年11月、ネバドデルルイス山は約140年ぶりに噴火活動を開始。
翌1985年9月11日、水蒸気爆発によりラハールが発生して西側斜面を27km流下した。
西側にはマニザレスという人口約35万人の都市があったが、水系が異なることもあり被害は受けなかった。
10月7日、コロンビア国立地質鉱山研究所がアメリカの火山学者の指導の下にハザードマップを作成・公表し、地方自治体や関係諸機関に配布したが、噴火が一時沈静化していたことなどからほとんど評価されなかった。アメリカ地質調査所は新たに火山性地震の専門家を現地に派遣しようとしていたが、コロンビア最高裁占拠事件の影響で中止された。
そして11月13日15時過ぎ、ルイス山は本格的に噴火を起こし、21時頃に最高潮に達した。噴火自体は「やや大規模(火山爆発指数3)」という程度のものだったが、この際発生した火砕流により雪や氷が溶け、東側斜面に大量のラハールが発生した。ラハールの厚さは最大で50mに及び、発生から2時間半で100km以上の距離を流下して麓のアルメロを直撃した。その被害は甚大で、人口28,700人の約4分の3にあたる21,000人が死亡した。これを含め噴火による被害は死者23,000人、負傷者5,000人、家屋の損壊5,000棟となり、20世紀における火山噴火で2番目の被害者を出した(第1位はプレー山の噴火(1902年、約30000人))。
生還を果たした人たちによると、再度の噴火の可能性等の警告が行われたが、以前から偽情報が多く流れていたため、あまり聞き入れられなかった。
さらに、市民のパニックを恐れた市長(噴火で同時に死亡)がラジオで「噴火はない」と終始放送を続け、その日の祭りのために近隣の住民が駆けつけたことも被害を大きくした。このことから、2008年2月12日にUNESCOは国際惑星地球年の一環として、正確な知識の不足と情報伝達の不備による「世界最悪の人災による悲劇」のワースト5の一つとしてこの噴火災害を認定している。
2001年ごろまで、街は60cm以上の灰や残骸に覆われていた。
住民たちは、石や骨などを拾い集め神殿に点置した。間に合わせのフェンスで動物の侵入を防ぐことによって、現在では小さな木が育ち始めている。
アルメロは、現在被災地の北約8kmに移転しており、旧市街地は墓地として保全され、今でも多くの遺体が眠っている。
この噴火の復旧には、その年のコロンビアの国民総生産の約20%にあたる77億ドルが費やされた。
また、近隣の住民からネバドデルルイス火山は「眠れる獅子」と呼ばれるようになった。最新の噴火は1991年。
(右図:黄色がコロンビア共和国)
【原因】@ 泥流の直接の原因は、ネバドデルルイス火山の噴火によって、山頂のアレナス火口からの火砕流が周辺の氷河上 に広がったためである。
A アルメロの町に大災害をもたらしたのは、地形的な要因もある。山頂直下に源を発する2つの川が合流し、峡谷を刻ん で平野に出たところ、すなわち扇状地の上に発達した町であった。
B しかし、人的被害を最大にしたのは、折角ハザードマップを配布されながら、現実の防災に生かせなかったことである。
【背景】ネバドデルルイス火山は、標高5,399m、アンデス山脈の最北端の活火山である。ネバドとはスペイン語で 「雪山」を意味しており、雪線の高さが約4,800mであるため、それより上は氷河が発達している。 アルメロでは、今回の噴火の140年前1845年にもネバドデルルイス火山からの泥流で、約1,000人の死者が出たという 記録がある。
【総括】
@ ハザードマップは有効だが、災害時の実際の行動がなければ何の意味もない。
A 火山の噴出物の熱によって、雪氷が溶け、泥流が発生する。日本列島の火山にも当てはまる。
B 自然災害に関する備えとして、地形に関しての危機管理が必要である。災害のときにどの方向、どのルートに 避難するか、など。
C 昔の災害は伝承されにくいが、歴史は繰り返すことを認識する必要がある。
噴火などの自然災害の原因を取り除くことはできないが、折角国から配布されたハザードマップを地元の自治体 は現実の防災に活かすことができなかった。しかも、皮肉にも泥流はこのハザードマップのほぼ予測どおりのコース を辿って流下した。
いかに精度の高いハザードマップであっても、自治体も含め関係者がその内容を読み取る能力に欠けていたり、 防災対策や緊急時の情報伝達体制などが欠落していては、災害から逃れられないことを、この事故は教えてくれている。
一般の斜面崩壊と「地すべり」の違い
山地や丘陵、台地、河川の縁などは風雨の浸食や地震の揺れなどによって安定状態を保てなくなると重力に逆らえず崩れ落ちます。
こうした斜面の崩壊は一般に急峻な斜面で多く発生しますので、地形を見れば危険性が察知できます。
一般の斜面崩壊と異なり、比較的緩やかな斜面で発生するのが「地すべり」です。
「地すべり」の動きはきわめて緩慢かつ継続的なものが多く、斜面上部の土塊が何年もかかってゆっくりと下方へ移動していきます。
. 斜面崩壊 地すべり
発生箇所 発生は急斜面に限られる 比較的緩い斜面でも発生
運動形態 急激に崩落し、速度は速い
再発する傾向は少ない 速度は遅いが継続的に移動
再発する可能性が大きい
発生地域 急峻な山地ならどこでも 特定の地域に限って発生
地質状況 地質状況は問わず 共通した地質的特徴を持つ
土塊の状態 土塊が激しく破砕される 原形を保ちながら滑落する
生活圏に潜む地すべりの恐怖
通常、地すべりの移動の速度は、年間でも数mm〜数cm程度と緩やかで、人間の感覚では滑動を実感することはできません。精密な観測機器を設置して地面の移動を継続的に監視し、ようやく解る程度です。
そのため「地すべり地」であることに気付かず、宅地や農地として利用されている例も少なくありません。「地すべり地」には「地下水位が高く水が湧きやすい」「地面が柔らかく肥沃で畑が作りやすい」という特徴があるため、古くは入植、開拓好適地と考えられていたようです。
拡大する被害
宅地や農地の造成、道路建設などで「地すべり地」斜面の上部載荷や末端切土などが行われると、地すべりの動きが活発になり、建物が歪んで襖やドアが開かなくなったり、壁や舗装道路にヒビが入る、地面が陥没する、井戸水が濁るなどの異変が見られます。
さらに、豪雨や長雨、融雪などの自然要因によって地下水位が上昇すると、移動が急激に加速して大きな災害を引き起こすことがあります。また、地すべりの発生は地質的特徴に因るので、地質分布によっては広範囲が滑動。比較的緩斜面で発生するため山麓集落などの生活圏にも被害が及びます。
さらに滑落した土砂が河川を塞き止めると上流には洪水が、それが決壊した時には土石流となって、広く下流域に被害を及ぼします。大げさだと思われるかもしれませんが、急激な地すべりはとかく大規模災害になってしまいがちです。そのためにも早期の監視強化、防災対策工事が必要になるのです。
地すべり地」の共通地質
「地すべり地」の表面は海底に堆積した土砂で出来ているので、肥沃で水はけが良く耕しやすいのが特徴です。その下には粘土質で水を通しにくい第三紀層があるので地下水が豊富です。そのため古くから耕地として果樹や畑作に利用されて来ました。
しかし降雨や雪解け水で地下水位が上昇すると、土砂層と粘土層の境目に地下水が溜まり土砂層を押し上げてしまいます。そうして浮動状態になった土砂層は、水を含んで滑りやすくなった粘土層の上を重力に引かれるまま滑り落ちて行きます。
台風や梅雨の長雨、例年に無い大雪後の融雪水などによって、地下水位が急激に上昇すると、地すべりの動きが急激に増して大きな災害を引き起こすことがあります。
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