人工の地球温暖化対自然の地球寒冷化…はなから勝負にならないが、宿命に任せるままでなく英知を集結

平成25年6月29日 朝日新聞  37面

北半球将来寒冷化?
海洋機構が海水から解析


北半球は数年後に寒冷化するかもしれない。
そんな可能性を示す解析を、海洋研究開発機構の中村元隆主任研究員が、28日付米専門誌に発表する。
グリーンランド海の水温が気候に及ぼす影響を解析した結果だが、二酸化炭素の増加による温暖化との関係の研究も必要という。

 北大西洋を中心に、約70年周期で寒冷化と温暖化が繰り返される傾向がある。
北半球は1940~70年代にかけて寒冷化し、80年代以降は温暖化している。
グリーンランド海の水温が海水の大循環を通じて、北半球の気候に影響を与える可能性が指摘されてきた。
 

1957年以降の海水温度を解析した結果、グリーンランド海の水温が70年周期の気候変動の先行指標になる可能性が示された。
現在の温暖化は1979年にグリーンランド海の水温が2度上昇したことがきっかけで始まったとみられ、2015年前後には寒冷化が起こる可能性があるという。
【瀬川茂子記者】

地球寒冷化…日本情報

「CO 2温暖化主犯説」に物申す
 丸山茂徳(東京工業大学教授)

1949年徳島県生まれ。
名古屋大学大学院博士課程修了。
地球変動や惑星科学などの分野で業績を挙げ、2002年に日本地質学会賞、06年に紫綬褒章を受賞。編著・共著に『プルームテクトニクスと全地球史解読』『生命と地球の歴史』等。

 
──CO 2が温暖化の大きな要因との見解が定説になりつつあります。


丸山 CO 2問題と温暖化は切り離すべきです。
確かにこの百年間温暖化傾向にありましたが〇・五℃に過ぎず、地球の歴史上、全く異常ではない。
化石燃料を最も焚いた一九四〇年から八〇年に気温は下降しており、CO 2主犯説は崩壊しています。
大気の気温を決める最大の要因は雲です。雲が一%多ければ気温は一℃下がります。
 

──雲の量を決めるのは何ですか。


丸山 最大の要因は宇宙線の飛来量です。
宇宙線が雲の凝縮核となる。これに最も影響を与えるのは太陽の活動です。
活動が活発だと宇宙線は地球内に入って来なくなる。
活発だった太陽の活動は二年前から減衰しています。

もう一方で宇宙線飛来量を強い地球の磁場が遮断する。
地球の磁場が弱くなると飛来する宇宙線量が増えますが、この磁場も弱くなっている。
したがって温暖化ではなく、これから寒冷化が始まるでしょう。
 

──気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の見解をどう見ますか。


丸山 今後の温暖化は無いし、CO 2の温室効果は微小です。
IPCCの見解の歪みは評価報告書を出すたびに大きくなり、昨年の第四次評価報告書では、温室効果ガスとしてCO 2の十倍以上の効果を持つ水蒸気の記述が消えました。
そして「過去一千年の気候は一定だ」と論じています。
しかし地球の気温は変動を繰り返している。
この説はスベンスマークが提案しましたが、「生成のメカニズムがわからない」とIPCCは却下しました。

──誤解の原因は。

丸山 組織ができると、構成員は個人の幸せを求め始めます。
IPCCも健全な目的で生まれたが、CO 2主犯説で食っていこうという方針を守り始めた。
「CO 2は固定できる」「コンピューターを使えば解決策も出せる」と訴えれば研究費も下りる。
科学はしばしば政治に利用されます。
「地球のために」というのは受けが良い。
アル・ゴアはそれを知っています。組織がある方向に走り出すと止まれない。
社会が科学の質を変えてしまう。ガリレオやダーウィンへの迫害と同じ現象です。
 

──そもそも地球のことはどれだけわかっているのでしょう。


丸山 これまで地球(気象)しか見てこなかったから、暖冬か否かの予測すら外れてきました。
地球環境は銀河の中の相互作用で決まるのです。
この点に関する知見は現在、どんどん蓄積されています。二〇二〇年に温度は一℃から二℃上がるなどと言っても、二十年もしないうちに温暖化が否定されれば科学への大きな不信が生まれる。
これがCO 2主犯説の最大の罪です。
 

──ただしエネルギー危機に関する覚醒効果はありました。


丸山 確かに低炭素社会に移行する必要があります。
それは温暖化するからではなく、人口増に耐えられないからです。
二〇五〇年に世界人口は百億に近づき、人類史で最大の悲劇の時代が始まるでしょう。
六十億以上の人口を現在賄えるのは化石燃料という貯金を食い潰しているからです。
石油はどんどん掘りにくくなる。
それ以前に食糧が足りなくなる。
人口を計画的に減らして食料を増やす必要があります。
日本は諸外国に省エネの技術援助を行い、人口減少社会のお手本になるべきです。
地球温暖化の狂想曲に踊らされれば本質を見誤ります。

地球寒冷化  米国情報

突発的気候変動シナリオとアメリカ合衆国」
~国家安全保障との密接な関係~
2003年10月
ピーターシュワルツ、ダグランドール

要約>
かなりの地球の温暖化が21世紀の間に起こるだろうことを示す実質的証拠がある。
変化が今までのところ漸次であり、そして将来に渡って同様に漸次だと考えられるので、地球温暖化の影響は、ほとんどの国家にとって扱いやすい事柄であるとされている。

しかしながら、最近の調査結果は、この漸次の地球の温暖化は、海洋による熱塩循環コンベアーが比較的突然速度を落とすことに至ることを示唆している。
(その結果)調査結果は現在世界の食料生産のかなりの部分を提供する地域でより厳しい冬の気候状況、激しい大気湿度の減少、および猛烈な風による影響がでる可能性があることを示した。


(このままの)不十分な準備では、その結果は、地球環境における生存収容力のかなりの低下かもしれない
この調査結果は、気温が一旦ある境界値を超えれば、比較的突然逆方向の気候状況が現れることを示唆している。
(すなわち)それは変化の持続性があり、いくつかの区域で華氏5-10度(摂氏2.8-5.6度)の大気平均温度の低下を引き起こし、これが10年間で起こることを示唆している。

古気候学的証拠は、このような変動する気候様式が8,200年前に海洋コンベアーが崩懐したときに起こり、それが1世紀もの間持続した事を示唆している。
また、極端な例では、12700年前のヤンガードリアスの時点では1,000年間に渡りこのような気候様式が持続したことも示唆している。

このレポートでは、一般的な漸次の気候温暖化のシナリオの代案として、約8200年前に起こった100年イベントを突発的気候変動シナリオの前提とした。
この突然の変化シナリオの特徴を以下に示す:


・アジア、北アメリカにおいて、年平均気温が最大華氏5度(摂氏2.8度)低下する。

・北ヨーロッパにおいては、年平均気温が最大華氏6度(摂氏3.3度)低下する。

・オーストラリア、南アメリカ、及び南アフリカの大部分の所で年平均気温が最大華氏4度(摂氏2.2度)増加する。

・干ばつは、10年間に渡って持続する。

それはヨーロッパや東北アメリカの人口集中する農業地域や水資源地域を危機的状態とする。

・変化の衝撃を詳しく述べると、冬の嵐および風が激化する。

・西ヨーロッパおよび北太平洋は、機能強化した風を経験する。

この報告書は突発的気候変動シナリオがどのように地政学的環境を潜在的に動揺させるか、すなわち、資源束縛の結果として小衝突が起こり、戦争となるかを報告するものである。

以下にそれを示す。

1) 最終的な全体的農業生産高の減少とその結果としての食糧不足

2) 主要な地域での降水量の変動を起因とする真水取得可能性の縮小と品質の劣化、そしてそれが原因の氾濫と旱魃。

3) 広範囲に渡る海氷及び嵐によるエネルギー供給の寸断

全体のそして地域の生存収容力(Carrying Capacity)が減少させられるので、世界中は緊張状態となり守備と攻撃という基本的な戦略を採らざるを得なくなる。
国家の資源管理は国家自身の資源保護のためその回りを仮想要塞化するかもしれない。

幸運な国家は少なく、多くの国家は大昔から隣国との敵意を持つ為、食料の調達、飲み水の調達に関して苦闘を始めるかもしれない。防衛優先の同盟関係は在りそうに無く、生存目的の資源獲得が優先し宗教や観念論、国家的栄誉は2の次にされる。


このシナリオはアメリカ合衆国の新たな挑戦を求める。
そして取られるべきいくつかの行動を提案する。
・どのようにまたどの場所で変化が起こるかを予期するために幅広いシナリオに基づく調査を行い、これらの前兆を察知する改良型気候モデルを作り出す必要がある。

・食物、水、およびエネルギーの気候による影響に対応するための企画を改良する為、突発的気候変動の前兆を察知する包括的な気候モデル(に対応する情報)を集める必要がある。

・(各々の)国が最も気候変動の受けやすさを予期する為、弱さの測定基準をする必要がある。
それはすなわち世界の物質的混乱と潜在的暴力に関しての基準を意味する。

・水の管理機能の増進といった後悔の無い戦略を明らかにする必要がある。

・適応する為の答えを予行演習

・局所的連座(密接な関係)を調査

・気候を制御する地球科学技術の選択肢を調査。

今日、地球温暖化がthermohaline circulation (熱塩循環・海洋底大循環)に対し著しく衝撃を与え始めるかもしれない境界値に達したいくつかの兆候がある。
これらの兆候では過去40年にわたって北大西洋が融解氷河や増進した降水流によって本質的に塩分を含んでいない真水状態にされている事を示している。
この報告書は、突発的気候変動の潜在的に不吉な成り行きのため、危険がたとえ不確でたぶんとても小さいとしても、科学の討論を越えてアメリカ合衆国国家安全保障の懸案として持ち上げられること提案する。


2010から2020までの期間

熱塩循環の崩壊

熱塩循環の減速が60年経過すると熱塩循環(世界的な熱塩循環コンベアの北大西洋部)そのものの崩壊が始まる。
それは2010年に始まりメキシコ湾流の暖かい流れによりもたらされたヨーロッパの節度ある気候を混乱させる。海洋循環のパターンは変化する。

すなわち暖流が北上しなくなる事により北ヨーロッパ東北アメリカの気候は急激にシフトする。
北大西洋はグリーンランドの氷床融解、さらに増やされた降雨と流水の影響から淡水化しつづける。
高緯度が温暖化した10年間、降水量は増進し、塩分濃度の濃い北の海へ真水を供給しつづけた。
それは本来はメキシコ湾流から暖かく塩分濃度の濃い海水が供給されていたのだが変わってしまったわけだ。
暖流のその大規模な流れは、もはや北大西洋へ遠く達しない。

気候への直接的影響はヨーロッパだけでなく北半球の多くの地域の寒冷化であり、主要な農業地帯や居住地帯の降雨量の劇的な低下だ。
しかし、この10年間の間中、(熱塩循環の)崩壊の影響は伝統的な気候型が思い出したように再現する為に混乱させられつづける。
熱塩循環の劇的な減速は何人かの海洋研究者によって予期されている。

北半球大陸地域気候の寒冷化、乾燥化、強風化

・ヨーロッパおよび東北アメリカの主要な人口密集地帯の回りにある農業地帯は10年間を通じて危険な旱魃を持続する。

・平均的な毎年の気温は、アジアで華氏5度(摂氏2.8度)、北アメリカ華氏6度(摂氏3.3度)以上低下する。

・オーストラリア、南アメリカ、および南アフリカのいたる所で気温が華氏4度(摂氏2.2度)上昇する。

・変化の影響を詳しく調べると、冬季の嵐と風は激化。

・西ヨーロッパと北太平洋では激化した西風が吹き荒れる。
北ヨーロッパのいたる所で2010年から2020年の毎年について、平均気温の低下が見られる。この地域の平均年間降水量は30%近く減少する。

そして、風は平均して15%強くなる。
気象条件は、北アジアおよび北アメリカの大陸内部地域でより激化する。
農業地帯、居住地帯において気温の低下による悪影響よりもむしろ旱魃の影響は破滅的だ。

これらの地域の降水量の継続した減少により、湖は干上がり川の流量は減少し、そして真水の供給は、節約しても蓄えを使い果たしても、尚圧縮される。
メガ干ばつは、南中国と北ヨーロッパの主要な地域で2010年ごろ始まり、まるまる10年間継続する。

同時に、過去数10年間にわたって比較的乾燥していて、伝統的に乾燥地農業に頼った地域は、猛烈な降雨と川の氾濫に見舞われる。

北大西洋から北アジアを横切る地域において、寒冷化は冬季の中心、12月、1月、及び、2月、季節を通じて長引く影響を受け、尚且つ寒冷化は予期し得ないほどますます猛烈に進行する。
山岳地帯での降雪量が増大する為、夏季にも寒冷化は広がる。


寒冷化及び夏季の乾燥化に加えて、地域性の増大により大気循環が増進し風力風速が巨大化する。
世界中において気候変化の始まりにより気候様式が混乱させられている間、(すなわち)熱塩循環崩壊後の最初の5年間、北ヨーロッパはその影響をもっとも受けると断言できる。

その後の5年間までに、この寒冷化や厳しい気象状況は南ヨーロッパ、北アメリカ、そしてその向こう側の地域へと深く広がる。北ヨーロッパの寒冷化が長期化するに伴い、北大西洋は海氷が一面を覆い、冬季の表面気温はさらに進んだ寒冷状態となる。

極から赤道への強い温度勾配に伴い、気圧分布はそれを分配するため、強風が吹き荒れる。

寒冷な空気がヨーロッパ大陸を横切る為、農業にとって特に厳しい状況が引き起こされる。風と乾燥の組み合わせは、広範囲にわたる砂嵐、および大地損失の原因となる。ほとんどの大西洋の南方地域では温暖化の増進が見られるが、乾燥化は(北部と)同じだ
この10年間の終わりまでに、ヨーロッパの気候はほとんどシベリアのようになる。



地球寒冷化ロシア情報

サンクト・ペテルブルグのプルコヴォ天文台の学者らは、太陽の活動が活発度を下げており、年間の平均気温が下がり始めていることを明らかにした。

地球寒冷化の予測は決して根拠のないものではない。
これが、多くの国が明らかにしている北極開拓の壮大なプランに影響することはないのだろうか?
つい昨今、専門家らは北極の氷の厚さが薄くなっていることを指摘した。
こうした一方でジャーナリストらは、将来起こる地球温暖化によってシベリアの北部でオレンジの栽培を行なうことができるだろうと書きたてていた。
ところが突然、今度は地球規模で気温の低下が始まるといわれ始めた。

これについてプルコヴォ天文台のユーリー・ナゴヴィツィン副所長は、この現象が非常に急速に起こると考える必要はないとして、次のように指摘する。
「マスコミが口火を切ったおかげで、太陽の活動が活発度を弱め始めたからすぐに気温が下がるというふうにあまりに単純な話が出来上がってしまった。


だいたい、気候が形成されるのは6-7の要因が存在する。
地球表面の岩石圏、大気圏、海洋、氷河、ここにさらに太陽の活動がプラスされる。
太陽が気候変動に影響する割合は20%であり、基本的には気候は地球上の条件で作られるものだ。」
地球の寒冷化は北極件でも起こりうる。


これによって経済的な北極開拓にブレーキがかかる恐れはないものの、悲観論者らはこれで北極開拓は、あと100年はできないとの予測をたてている。
こうした一方で北極への関心は急速に高まっている。
北極の海域の大陸棚には数十億トンの標準燃料となる炭化水素資源が巨大な量埋蔵されている。

気候が変動し、北極の氷が薄くなっても北極海域の大陸棚で石油ガスを採掘する上では障害とはならない。
地学鉱物学博士のイーゴリ・ダヴィデンコ氏は、欧州とアジアの貿易路を格段に短縮する北海航路の作業についても、同じことがいえるとして、次のように語っている。


「たしかに現在のように北海航路が早くスタートし、遅くクローズすることは30年はなかった。
それどころか、昨年は500万トン以上と記録的な量の貨物が運ばれている。
つまり運輸活動はより活発度を増している。中国初の砕氷船「シュエルン」も2012年、北海航路を通過した。中国はこの海路をつかって輸送量の15%をカバーしたい意向だ。」


ダヴィデンコ氏によれば、ロシアは砕氷船艦隊を積極的に拡大しており、近い将来、次世代型の砕氷船が登場する。北極圏で気候が変動しようと、これが北海航路の貨物輸送量拡大に障害となることはない。

制作発信 社会保障・安全衛生コンシェルジェ 特定社会保険労務士 金丸亜紀雄

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