なんでもだめでなく、なんでもあり! 否定ではなく肯定して前に! 「投資アドバイザー有利子」


「2,500万円を1週間で倍にしてくれ」

双葉証券銀座支店投資アドバイザー財前有利子
「わかったわよ、じいさん、そんなら教えてあげるわ、やるかどうかはそっちの勝手、大損しても知らないよ」

まずドル買い…

ニューヨーク株式先物SP500銘柄を物色する。
為替市場リスクと外株リスクの両方をとって仕掛ける。

次に商品先物市場…

WTIこれはオイルの先物。一日の売買代金は東証出来高半分はある。

最後に賭けになるが、SQ…

日経225オプション取引。
特別精算指数と呼ばれる。
市場が下げると確信したら、売る権利を買っておく。
相場が下がる前に売る権利を手にする。
暴落したら当然売る権利は高くなる。
株でなく権利を売買するのがオプション取引。
=デリバテブ。逆に上がれば元も子もなくなる。
1円も残らない。


そのオプション買ってくれ

有利子
大化けもあるけど97%は失敗するよ。

…このお客はまもなく5,000万円を手にする… 
買う時は処女の如く、売るときは脱兎の如く 有利子は行動する



角川書店発行 幸田真音著「投資アドバイザ-有利子」307ページ

1,400兆円の個人金融資産。銀行預金や郵貯に偏りがちな個人客を狙う証券会社。
個人向け手数料ビジネス。
3億8千万円以上の金融資産を持っている日本人は人口の1%に達する。
預金4,000万円以上は10%にもなる。


退職金と隠し金合わせ7千万円でデイ・トレーダーまがいの取引をするものもお客にはいる。
いい気になったところで暴落。
空売りも仕掛け借金も大はらみ。

デイ・トレーダー…一日でポジションを手仕舞う。
            極く短時間で売買繰り返す。

米国証券会社のセールスの神髄は買わせること。
損したお客にも納得させ受け入れさせるそういうリードが大事だ。
売り手はプロ。
市場はプロが動かす。
個人客が勝てる訳がない。


そういうヘッドハンテングして来た米国系の大手証券会社上層部に面して、有利子は爆発した。
…「正論かざしてお客に自己責任を説くんだったら、自分自身も成績が伸びないなんて泣きついたりしないで、それこそ自己責任を取りなさいよ」「営業能力不足を棚に上げ、いざ投資の段になると自己責任とは、聞いて呆れるよ

有利子は思う。
顧客の人生の拠り所となるような資金運用のアドバイスが出来るようになりたい。
ライフプランから総合的に長期間にわたるアドバイスが…
こんなデフレに時代、増やすより減らさない工夫こそ必要なのだが。
自分の人生設計を考える時、将来をどう生きていくか考える時、夢と並行して、資金計画はどうしても不可欠となる。
そういうアドバイスが出来るプロになりたい。


作者は実際に国際金融の現場で巨額の資金を動かして来た。
米国系銀行のディーリング・ルームに在籍していた。
正に財前有利子の生き方そのもの。
月刊投資相談連載の物語は面白くはらはらしながら一気に金融市場の世界を実感させる。



平成25年1月9日 朝日新聞1面  経済対策で防衛装備補正1,805億円満額認める方針

防衛省の補正としては過去最大の要求、緊急経済対策の一環としてもまた安倍政権の国防軍目指す防衛予算拡大方針のもと満額を認める方針。

…勢いに財政規律も押し込まれている。
財前有利子はどう動くか。

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