老後難民解決の決め手は定率引出し、高齢化時代の都市間競争勝利の決め手はリタイアメントシティにあり

世界一の高齢社会…

老後難民時代は高齢者ニーズ需要が色々な方面から高まり、その為の供給が生まれる経済の鉄則から心配はいらない。


暗いばかりではないのである。
ただ残念ながら需要ニーズが急速に増加するのに供給面が追いつかないのだ。
だからサービスが当分は高くなる。

従って高いサービスを受けるために自助努力がどうしても必要になる。周到な準備が…
資産運用、遺産相続、地方移住等々なんでも検討研究しておかなければならない。
こうした時代認識が必要なのです。

このような準備を着手しているかというとなんとサラリーマン回答者の44%はしていないとのこと。
こうしたノーテンキ日本人を「老後難民予備軍」と呼ぶ。

講談社発行  野尻哲史著「老後難民」204ページ

第5章地方移住の進め。の着想が一番面白い。

条件①人口が50万人。

ほどほどの都会。文化教養面からもそれなりの施設で企画が楽しめること。デパートでの買い物も時には楽しみたい。病院や行政サービスの充実度から人口は余り少なくても、多すぎてもいけない、50万人程度がほどほどである。

条件②物価が安いこと

これは西が低く東が高い傾向から西日本が良い。

条件③医療レベル


医師数の人口対比でこれも西日本が東より良い。

条件④温かいこと

老後の体からも寒いより温かい方がベター。これも西であろう。

条件⑤移動に足も悪くなるので路面電車があること。

車を運転出来なくなったらタクシーか公共交通機関だろう。経済的にも運行上の安定性、そして外観とか乗り降りの楽さからバスより路面電車だ。

以上総合面からピックアップされた都市は…
松山市が最高点。


では松山市が高齢者誘致政策を展開しているかといえばやっていない。
工場誘致や若いカップル誘致政策を採用する都市はあるが残念ながら高齢者誘致政策を展開する都市は今だ世界高齢社会なのに存在していない。
高齢者誘致こそ、雇用も生まれるし、お金も持っているし活性化のためこれこそ都市間競争を勝ち抜く鍵であるのに。

米国で進められている高齢者誘致都市リタイアメント・コミニティの例。
アリゾナ州サンシティ市。
1960年高齢者都市として開発スタート。55歳以上の方が住める町。
民間の不動産業者が始めた。
全米で展開されている。
高齢者専用でサービスが受けやすい都市が米国には1,000以上ある。


多摩市永山地区は1970年代ニュータウンとして憧れの町だった。
40年経た今、オールドタウンと呼ばれる。入居世代も高齢化し、建築物も老朽化した。
取り残された高齢者で出来た町ではなく、高齢社会を豊かに過ごすために集まって来る町も日本にはないのか。


老後難民を防ぐ知恵

①資産形成を誰かと話し合うこと…夫と話すとか夫亡き後のことを友人と話し合うなどしたことがある人のほうが資産形成の傾向。

②自己名義の金融資産口座を持て…振込み口座からステップアップし資産形成用の口座を確保すること。有する方のほうが資産形成の傾向。

③自分の年金を把握しておく

④介護の経験とか実践知識を高めること…介護認識度高い方ほど資産形成傾向。

⑤働くことと資産形成は別と考えること…働き収入があることで資産形成を傍においてしまわないこと。別に考えること。

◎退職後の生活水準を50%に出来れば用意資産は1,860万円である。

●60歳から=使いながら運用:それまでは働きながら運用の段階だったが60歳退職からは使いながら運用スル段階。残り期間を30年以上と想定するが、運用は75歳までとする。

●長期投資と分散投資。

●定率引き出し…定額引き出し不利…使いながら資産の劣化を防がなければならない。

例  15年間の運用AとBは年毎違うが平均同じ運用率とする。
ポートホリオA→資産額1,000万円15年運用。定額引出毎年40万円とすると15年後670万円、定率引出毎年4%で15年後622万円
ポートホリオB→資産額1,000万円15年運用。定額引出毎年40万円とすると15年後241万円、定率引出毎年4%で15年後622万円
=運用初期にリスク高い運用ではBの如く定額引出では資産は劣化厳しい。
使いながら運用する定率運用を薦める。更にリスク:収益率変動幅小さい運用目指せ。

まとめ

現役時代=定額積み立て、積極投資

60歳~75歳=定率引出:運用(長期:分散) 15年間5%程度で資産は半減

75歳以降=使う時代、厳格に資産管理


★決め手はリタイアメントシティ 日本にはまだない、これこそ都市間競争勝利の決め手

シニアタウン (Senior Town) とは、高齢者が集まって街を形成し暮らすコミュニティのことをいう。
主に55歳以上であって健康かつ活動的な人たちが集まって、新たな高齢者だけの街を形成するものである。
日本では街の形成はまだない。

アメリカ合衆国では、1960年以降これまで「アクティブ・リタイアメント・コミュニティ (active-retirement-community)」や「シニア・コミュニティ (senior-community)」「コンティニューイング・ケア・リタイアメント・コミュニティ(Continuing Care Retirement Communities)」などと呼ばれる約2,000ヶ所の街が新たに建設され、人口数万人規模の「退職者の村」はよく知られた存在になっている。
新たに造られる街は、現存する市街地から離れた土地を開発する事例が数多く見受けられ、文化・娯楽施設や病院、公園などを揃え、独立した街の機能を備えたケースもある。

実例
アメリカ・アリゾナ州サンシティー


(1)概要

 アメリカには、2000~3000のリタイアメント・コミュニティーが存在するが、規模と歴史においてサンシティーを上回るものはない。
サンシティーはアリゾナ州フェニックスの郊外に1960年から開発が始まり、78年に全体が完成したときには、人口4万6000人、世帯数2万6000の大規模なコミュニティーとなった。

「実りある老後の実現」がサンシティーの基本コンセプトで、レクリエーション施設や医療機関が整備され、何の心配もなく老後を楽しめるように作られている。
サンシティーに入居するためには家族のうち一人が55歳以上でなければならず、またその他の家族も19歳以上でなければならず、19歳未満の滞在は3ヶ月に限られている。

(2)サンシティーの施設およびインフラの状況

  敷地内にはゴルフ場、レクリエーション施設など娯楽施設のほかに、図書館、美術館、教会・寺院、ショッピングモール、銀行が設置されている。
これらの施設は開発業者のものであるが、住宅販売が終了し、住民による運営が軌道に乗ったと判断される時点で開発業者は運営に関与しなくなる。
その後はすべて住民の責任により運営され、とくに共用施設については会費、寄付金、使用料などを財源として有給職員と住民ボランティアにより運営される。

  上下水道、電気、ガス、ごみ収集などは民間業者と契約しており、コミュニティー内の清掃は住民のボランティア団体などが行っている。また住民の足はおもに自動車とゴルフカートであるが、公共交通手段としては、戸口から戸口まで送迎する車があり、サンシティーから出る場合にも路線バスやタクシーがある。
さらにサンシティー内には複数の病院や診療所があり、要介護者のための施設や食事配送サービスも整備されている。

(3)住民の暮らし  

サンシティーでは、高齢者はスポーツや趣味を楽しみ、活動的に暮らしている。
また、ボランティア団体にも美術館や図書館でボランティアとして働いている人もいる。さらに、サンシティーの住民は完全にリタイアした人ばかりではなく、スーパーマーケットや近隣の自治体の役所で働く人もおり、実際の暮らしぶりは多様である。

(4)後期高齢時期の課題と街づくり問題点

  サンシティーでも、はじめはスポーツクラブやボランティア活動などで充実した生活を送るが、体力の衰えとともに次第に出歩くこと自体が億劫になる人、家族と切り離された生活に耐えられず半年で去った人もいる。

開発当初の構成人口は初期高齢者が多かったが、近年では次第に後期高齢者にシフトしている。
体力の衰えや病気のために引退後の生活を活動的に楽しめず家にこもりがちになる人、ケア付のリタイアメントハウスやナーシングホームに入らざるをえない人たちもいるというのが実態である。

☆この街に関しての批判も少なくない。
 「若者が住んでいない街の異様さ」
 「老人たちの孤独は満たされていない」
 「生産や仕事の場がなく、やる事がない」等々。
 しかしこの街の実相を眺めれば、フィロソフィ-やノウハウ、住民たちに根付く自立や奉仕や共存の精神が、それらの問題のほとんどを克服しているように見える。
老人たちが隔離されて生活しているというような感じもない。
 全ての居住者が「アクテイブ・リタイアメント」を求める自立した個人だからだろう。

 3万戸の全てが完売し、「サンシティ・ウエスト」にも予約殺到が批判を超える現実 
 
 

(5)町の経営

サンシティは、1960年に民間デベロッパ-のデル・ウェブ社によって開発された。
 面積は1080万坪。すでに3万戸の住居は完売になっており、街の西側にはサン・シティ・ウエストも建設された。
 2つの街の総面積は、東京でいえば、品川・目黒・渋谷・中野・北の5区の合計面積に相当する。
ロサンゼルスから東へ600キロ。
 メキシコと国境を接するアリゾナ州の州都・フェニックス郊外の、砂漠みたいな土地に、こつぜんと広がる人工の街サンシティ。
 この街に住むための条件は、夫婦のいずれかが50歳以上である事と、貯金や年金などで、働かなくても生活できる事だ。

、ここの気候は年中温暖で、高齢者には絶好の居住環境だ。

ここでは入居者たちが「アクティブ・リタイアメント」をするための、ありとあらゆる設備が整っている。
 ざっとあげただけで、ゴルフ場が11コ-ス、金融機関が46社、5つの証券会社や27の教会、100人の医者が勤務する中央病院もある。

 街は7つの円状の街区からなり、どの家からも1マイル以内で円の中心にあるセンタ-に行くことができる。
 そこにはショッピング・センタ-、レクリェ-ション・センタ-、銀行、郵便局などの機能が集まっている。
 レクリェ-ション・センタ-にはプ-ル、テニスコ-ト、温泉、図書館、ジム、スケ-ト場などの施設があり、美術・手芸・木工・模型・洋裁など35のサ-クル・ル-ムが準備されている。

デル・ウェブ社はすでに、街の運営を住民の自治に任せている。

 街にはラジオ局や新聞社、電話局、中央郵便局、図書館、自衛団や消防団などがあるが、これらのスタッフのほとんどがボランティアによってまかなわれている。

経済レベル
このサンシティに住む人々のほとんどは、中流の上といったクラスの人たち。
 平均的な家は400坪の土地に40坪の家を建てて10万ドル程度
 それまで住んでいた家を売り、月15万程度の収入を貯金や年金から確保できれば、夫婦2人がこのような施設を使って生活できる。
 住民の平均年収は220万ドル。
 



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  • 「田舎には娯楽がない」って良く言われるけど、じゃあ都会にはどんな娯楽があんだよ??

    Excerpt: 1 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/12/25(火) 21:51:10.52 ID:sjBQvaMs0 ?PLT(12000) ポイント特典東日本大震災で津波被害を受けた仙.. Weblog: 【2ch】ニュース速報嫌儲版 racked: 2012-12-26 00:00
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