後期高齢者医療制度はここまで進んだ…神奈川県では後期高齢者医療に関する条例を可決

質問

後期高齢者医療制度が始まるが、まだ保険証は変わったばかりだし、世間でも話題になってない。いつ保険証とか来るのか、与党が政治配慮で凍結するらしいがどうなっているのか進捗状況の最新情報が欲しい。

回答  社会保障相談室35

最前線で担当する市役所保険年金担当の方に直接お会いし、現状、今後の予定など詳しくお聞きしてきましたので報告し回答とします。

1、「神奈川県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例」が可決された。

平成19年11月16日(金)15時 出席議員20名により、神奈川県後期高齢者医療広域連合議会平成19年第2回臨時会が開会され審議  

条例概要  全体で27条構成   

①後期高齢者医療給付(第2条)…被保険者の死亡に関して5万円の葬祭費支給する

②所得割率は100分の7.45:均等割率は39、860円(月3,320円)=20、21年度

③低所得者、被扶養者であった被保険者に係る保険料は減額する

④災害や所得減少、法定給付制限の場合に保険料減免する

⑤健診事業実施

⑥虚偽、不正について過料を設ける

モデルケース保険料=厚生年金平均208万円の場合は6、730円

2、保険料と激変緩和措置

(保険料)
保険料率の設定(平成20,21年度)
被保険者均等割額   39,860円(月額換算 3,320円)
所得割率       7.45%。
※神奈川県内においては均一の保険料となる。

(激変緩和措置)

後期高齢者医療制度に加入する直前に、健康保険などの被用者保険の被扶養者であった方については、激変緩和のため、制度加入時から2年間、所得割を課さず、被保険者均等割額を5割軽減する(※)。
ただし、平成20年度においては、4月から9月までの6ヶ月間は凍結(※)し、10月から平成21年3月までの6ヶ月間は被保険者均等割額を9割軽減する。
※凍結期間中は保険料を徴収しない。

3、給付内容

◎療養の給付・・・本人負担は1割(現役並所得者は3割)

※診療報酬は、後期高齢者の心身の特性等にふさわしい体系を検討し、平成20年度に制定

◎入院時食事療養費
◎入院時生活療養費(18年10月新設)
◎保険外併用療養費(18年10月新設)
◎療養費
◎訪問看護療養費(現行の老人訪問看護療養費)
◎特別療養費(被保険者が資格証明書を受けている場合の給付)
◎移送費
◎高額療養費
◎高額介護合算療養費(20年4月新設)

…基本的に今までの医療に変わりはありません。同じ病院で同じ治療が受けられます。

4、保険証

20年3月までに神奈川県後期高齢者医療広域連合から新しい保険証が送られます。これで4月以降は病院に診察を受けることが出来ます。

後期高齢者医療制度の仕組み構成

県内35市町村から構成される神奈川県後期高齢者医療広域連合が運営主体

5割は公費=(国4:県:市町村1)

4割は後期高齢者支援金= ~74歳の各健康保険被保険者の保険料による支援金
流れ=保険料→健保組合→支払基金
 
1割は75歳以上の被保険者保険料
保険料は年金から天引き


5、家族全体でどうなるの

70―74歳の負担1割から2割に
 65歳―74歳の高齢者は、いままでどおり現役世代と同じ医療保険に加入します。

 ただし、国保に加入している65歳以上の高齢者世帯は、08年4月以降は国保料が年金から天引きされます。「保険料の納付率の向上が期待できる」(厚労省)

 さらに70―74歳は、病院窓口での支払いが08年4月以降、現行の1割負担から2割負担に上がります。
「現役並み所得」(夫婦二人世帯で年収五520万円以上)の人は3割負担です。

6、凍結の動き

高齢者医療費に関する与党のプロジェクトチーム(鈴木俊一座長)は、
(1)2008年4月に予定していた70―74歳の窓口負担の1割から2割への引き上げを、1年先送り
(2)75歳以上の被用者保険の被扶養者が同月から新たに負担する保険料も半年間凍結し、続く半年間は1割に減額する―ことで正式に合意しました。

今回の合意内容の実施には、窓口負担の据え置きで約1百億円、保険料減免で約360億円の財源が必要。
保険料徴収システムなどの改修費と合わせ、政府・与党は今年度に補正予算を編成して対る方針です。

 70―74歳の窓口負担の引き上げや、75歳以上のすべての人が保険料を負担する後期高齢者医療制度は06年医療改正法で決定していたものですが実施を目前に「修正」を行わざるをえない異例の事態となりました。

 後期高齢者医療制度は、サラリーマンの子どもに扶養されるなどしていた約200万人に新たな保険料負担を強いることになっていました。
もともと当初2年間は保険料を半額にする負担軽減措置が設けられていました。
今回の与党合意で、同月から半年間は負担ゼロ、その後半年間は1割、09年4月から1年間は半額負担となりますが、制度そのものには手をつけていません。

7、シンボルマーク

長寿の象徴とされている「鶴」をモチーフにしたマーク。全体の形が、神奈川県後期高齢者医療広域連合の頭文字である「K」に見えるようにデザインしました。折り鶴のような形にすることで、高齢者の方だけでなく、様々な年代の人々にも親しみを感じてもらえるようなデザインにしました。
そう、親しまれる制度にぜひなって欲しい。75歳以上を区切りにして医療制度を変える国が世界にはないが、一つの試みとして、長く社会貢献くださった高齢者をねぎらい、医療・介護の心配なく生きてください、その為の制度にしますとこのシンボルマークは決意を語っているのではないだろうか。

明日の日曜日、高根自治会では、高根ふれあい祭りが開催される。子供たちはお餅つき、高齢者は敬老の集い、大人たちは焼き鳥で一杯、楽しいふれあいの一日。自治会福祉部員は敬老の集いに忙しい。そこで私の担当は集いの進行と「後期高齢者医療制度」の解説をすることになっている。いつもでもこの制度を使って欲しい、そんな願いを込めて話たいものです。

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