郵政民営化選挙は米国資本による世論誘導……奪われる国民の資本と資産  「日本の真実」を読んで

成甲書房発刊  副島隆彦著  「日本の真実」を読んで

第1章から第2章にかけてが圧巻である。安部政権誕生後、中国、韓国訪問が米国より先になった理由が著者によりするどく解説され私にはショックであった。

短くやっとの日程でブッシュ大統領に会えた安部首相であるが、本来は前首相のような米国に言いなりにならない気骨あるタカ派であった。中国ビジネス重視の経済界とも波長の合う本格政権が誕生したものであるが、発足と同時に一気に謝罪外交に転じた秘密はマスコミも報じない秘密がある。日米関係の裏に何があったのか。

外国為替管理法改正により、金融自由化どころか米国巨大資本による日本金融統制体制化が図られ、国民の資金と資産はじわじわ統制され始まった。
テレビ局、野球など通信、放送、メデア企業まで含む大企業、仕上げがあの郵政、簡保民営化による300兆円の国民の大切な金融資産まで米国に奪われようとしていると危機を説く


日本を世界一忠実な米国の属国にした前首相の罪は大きいが、それを熱狂的に支持したのは他らぬ国民である。
郵政国会で緊迫した2005年8月3日、首相官邸には関係閣僚のごく限られたメンバーしか訪れなかった。しかし唯一閣僚以外の経済人、それも米国広告会社超大手オムニコグループ
大物のローゼンシャイン氏と前首相は特別応接室で会談している。郵政民営化には米国金融
保険資本の意向が大きく働いていたことをはっきり示す首相動向であった。

オムニコ傘下のフライシュマン広告社は政府郵政広報の他なんと民主党の広報も請け負っていたことも述べられている。郵政民営化関連法案は外資にとり極めて有利な制度設計になっており、これを推進する政権側も、日本を守るべき立場の民主党もともに米国広告社に依存していたとは驚きであった。米国側が反対党を強くする、選挙に勝てるようにするはずがない。
「日本をあきらめない」という訳の分からないキャッチコピーを使わされ、民主党は負けるべく負けた。米国巨大資本の威力、世論誘導で、かくして与党は圧倒的勝利を得る

国民は巧みな世論誘導に惑わされ、マスコミも刺客に大騒ぎし、国民にとりより重要な年金や健康保険の政策より、権力側に都合の良いテーマに限定した郵政民営化(米国化)の狂奔選挙は正にプロパガンダ選挙結果であった。

こうして日本を属国化する米国巨大資本の頂点に存在するのがロックフェラー財閥であり、その良き生徒であった中曽根元首相、意に反した田中元首相…彼らが辿った道にロックフェラーの影響は余りにも大きかった。

3章から10章まで、数々の政権騒動、経済摩擦、真相がはっきり記述されて行く。冷戦さえつくられた危機であるとの真実など世界観が変わってしまう。
恐ろしい本である。しかし著者はこのような世界の真実を国民が知ることにより、日本そのもが守られるとの思いで発刊した由。

誰も米国に大切な貯金を持っていかれたくない。しかし真実を知らなければ、また第2の郵政選挙は起こりうる。付和雷同型の国民性である。
それならこそこの本のように米国巨大資本の搾取、統治のメカニズムを国民にはっきり紹介し、国民の判断を待つべきでしょう。最後に氏は、資本と労働が協力し合い、自由主義でもなく社会主義でもない公平な新しい社会を構築すべきと提言している


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新聞を読んで想う
   平成19年6月8日  朝日新聞 1面、4面 28面
  
  社説に「政治とカネ」と題し、新人材バンク法案(国家公務員法改正案)が衆院可決したが、政治資金規正法の改正こそもっと真剣に取り組むべき課題との論述。同感である。


4面で歴代社保庁長官7人が天下り先で受け取った退職金は各々推計3000万円とのこと。
天下り先の短い期間でである。どこまで優秀で国家に寄与されているか知らないが、庶民が
40年近く働きづくめで得た退職金よりはるかに多い金額には愕然とする。
これでは天下り先に貢献するのは道理である。国家国民より!
通常退職後再雇用されるが、退職金は支給されない。2度目のお仕事である。
キャリアが長年作ってきた国家私益機構はこの法案でどこまで改良することが出来るか。

28面にされど管理職シリーズ最終回が掲載されている。管理職ユニオンの委員長と経済小説家の対談。500万円以上の管理職はいらないと公言する経営者の話、使い捨て時代の到来。長く会社に貢献し、それが蓄積になりよい意味で実力主義でもあった終身雇用年功制が見直されている。
今や成果をなんと人件費を抑制する方便とする傾向も見られる。
従業員や管理職の心をくみ上げないと長期には会社は持たない:愛着とか信頼を重視せよとのまとめ。管理職ユニオンも紛争解決ばかりでなくプロとして能力研鑽に励み、人生修行に精を出す発想が必要とのこと。


管理職ユニオンで思い出すのは、天下り悪弊に挑戦した尊敬する国家公務員A氏のことである。

ある省庁にご勤務されていたのであるが、我々地方公務員にも気さくに声を
掛けてくださり、共通する課題に対し胸禁を開いて建設的な議論もし合った関係でした。
そんなAさんがしみじみお話されたことがある。
それは同期が出世すると同期の官僚は皆天下り今までいた省庁を退職する慣わしがある。
それは今まで積み上げた経験知識知見を有効に活用しなくなる国家的損失である。
長年の国家公務員の悪弊である。自分はこの悪弊に挑戦し、退職はしないこととした。
周りから激しく責められたが、自分はこの道が最良だとの信念を貫き、現職に留まっている。
それで今このポジションにいる。霞ヶ関始まって以来の出来事として新聞にも報道された。
嫌がらせはすごかった。しかし自分はこの方針は間違っていないと確信している。
中央勤務からはずされこうして地方に勤務しているが、君たち地方公務員のやる気満々
のメンバーと好きな仕事を遂行出来るのも人生の醍醐味だよ。
こわもて顔に似合わず思いやりのあるお言葉に疲れもすっ飛んでしまった。正に侍。

Aさんのなされた仕事は色々あるが、中でも平塚市、茅ヶ崎市、寒川町の市長、町長、議長、自治会長さんらが必死に陳情するような、大きな大きな今まで出来なかった課題があったのですが、この超難しい問題を体を張って見事にやり遂げられたのでした。
そのときはいざとなり動き出した国家機構の真の強さ、すごさを目のあたりにし、
私の国家感も変わりました。国が動くとはこういうことかと。

そして現場で連日最前線指揮を取るAさんの強さは、私利私益省益から離れ、、まさに国家国民の視点をお持ちだったからこそだと思い出しています。
今、Aさんにお世話いただいたところは大勢の市民がいつも訪れ、心を癒せる、わが市の誇りある絶好のポイントとなっています。
国家機構の悪弊に挑戦したAさんの姿勢、国家国民を本当に思う真の国家公務員も存在するのである。私の出合った最も尊敬する忘れられない人物の一人である。



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