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健康で目的完遂し長寿…晩学の巨人に共通するハーデイ・パーソナリティとは? 3つのCが大切… @コミットメント Aコントロール Bチャレンジの3つである。 この3つを併せ持つ人は、種々のストレスに極めて強い、めげない性格、病気にもなりにくい。 @=参加意識、目的意識と考えても良い。関心をあらゆる事物に持ち、人の役に立ちたいとか、目的を定め達成に努め、ことに当って熱心。 A自己管理、自分の意思で行動、出来るという信念。 B経済的安定より真にやりたい目的に向っていくのを優先する挑戦心。変化をいとわない。 伊納忠敬、貝原益軒、アインシュタイン、ダーウィン、ファーブル、本田宗一郎、ゲーテ等彼らは晩年が勇ましい。 チャップリンは、8人の子どもをもうけたが、長女は彼が55歳の時、以後56歳、59歳、62歳、64歳、68歳、71歳、最後8人目は73歳だった。88歳没、米寿をまっとうした。… 講談社発行 稲永和豊著 「知的巨人たちの晩年」272ページ 56歳で日本地図作成の測量の旅に出て70歳になって完成させた伊能忠敬はまさに晩学の巨人である。 彼の成功の秘密は、@若くから家業の傍ら知的生活(和算、天文、中国暦等)に浸っていたこと、A長男に家をまかせ隠居し自分の時間を作れたこと、B高橋至時という良師を得たこと、C歩測すなわちウォーキングづけだったこと、目的(測量)に向い新鮮な旅の出会いづけだったこと。16年間の充実した晩年。 特にCの歩くこと(体)、調べること(脳)、地図が徐々に出来上がる喜び、快感が彼の健康を作って行ったと思われる。 まずは最初の1歩! 人類が飛躍的発展を遂げたのは2足歩行を始めたからという。 歩くことは最高に知的な活動である。歩行から脳への刺激こそ全身の血行が良くなり老化、肥満を防止する。 貝原益軒がライフワークを次々完成させ出版したのは78歳を過ぎてからである。 この年彼は損軒から益軒に名前を変えた。 有名な養生訓は84歳の作である。彼は50歳を過ぎてからこそ本当に人生を味わえると説き、長生きは最大の幸せで養生、心がけ次第と言う。 江戸時代の85歳没である。黒田藩に出仕し江戸、京都、博多を何回も往復、足を鍛え続けたのだ。 もっとも養生訓では一番大切な歩くことを書き忘れている。当たり前だから! ダーウィンがビーグル号に乗り元気いっぱいに世界周航したのは27歳の時。 しかし以後73歳で没するまで12回の大きな病気をし、ずっと胃腸の不調に苦しむ悲惨な健康状態だった。 その原因は南米の風土病シャーガス病だった。 種の起源も体調悪く20分刻みで執筆したありさま。 しかしこつこつ作業を続けあれだけの膨大な著作を著したのは強靭な精神力の賜物。 危険を恐れず冒険心に満ちて未知の世界を探求させた…それはセンセーション・シーカーが人を動かしてしるのだ。 @スリル、冒険好き、A旅行、芸術好き経験追求型、Bはめをはずしたがる、C退屈が我慢できない ファーブルは教師、教科書執筆で生計を立てていた。そして56歳になって昆虫記を刊行。 時計の音さえ嫌いで止めていたという。小鳥がうるさいと銃を発砲したこともあった。 64歳になって23歳の相手と再婚した。41歳年下であった。 2年に1冊づつ刊行し9巻まで行った。87歳でノーベル賞候補にもなり大統領の訪問も受けている。92歳没。 好きな昆虫を観察し執筆に夢中、幸せな人生だった。 手が語った人生…本田宗一郎 昭和48年67歳で本田は社長を退いた。技術一筋の前半戦。以後 絵画を徹底的に始める。59歳からはゴルフ。明日のラウンドを思うとなかなか寝付かれない程夢中になった。 84歳で没するまで若々しさを保ったのは絵で手を使い、心の安らぎを得て、ゴルフで足を使ったから。 もう一つ、目的意識を発揮したのが全国の本田従業員と握手して回ったこと。退職1年半で完遂する。会いたい人NO1らしく人との付き合いを最高に意義あることとした人生だった。 「もっと光を」のゲーテは、73歳で転地療養に行き19歳の女性に目をつけ求婚。 財産相続に留意する息子の警戒心からこの話は破談となる。81歳でアルプスに登ることも。ファウストを書きながらである。 年のせいにしてはいけない。自分に枠をはめないことが重要。 楽観的になることも更に重要。楽しいことを思い出せ。 楽しみを作る、心ゆくまで日々を楽しむ! ハーディ・パーソナリティ登場:ストレスをものともしない性格になるには… 1、偏見、運命に左右されず自分で運命をコントロールした性格の重みがある。強い信念。 2、強い参加意識、目的意識があった。物理でも植物でも好きなものに強烈な関心をもった。 3、周りの変化を好ましいものとして安定を好まなかった。挑戦の精神に満ちていた。 4、歩くことにより生命の源゛頭脳゛を使う。強くする。快感を得る。 5、親しく会話 6、思いきったことが出来るのも老齢になったから。60の手習いこそである。 この本では20人以上の傑物が登場する。皆晩年が面白い生き方をし成功を遂げた偉人達である。 著者は精神医学の専門家。自身も退職後10年ほど過ぎてからこの本を脱稿した。序文に「年をとる技術とは希望、意欲を持ち続けること」というフランスの作家アンドレ・モーロアの言葉を紹介し 知的巨人達の本当に面白い生き方で凡人を刺激してくれた。 |
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ひと粒のちから 2009/02/03 17:59 |
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